Excelで数値を文字列と認識させる方法を紹介します。
何故、数値を文字列と認識させる必要があるのかと思う方もいるかと思いますが、電話番号(0120、080、090など)を入力したら、先頭の0が消えたことないでしょうか!?もしくは消えて悩んでいる方も多いかと思います。
そのときのために、数値を文字と認識させて先頭の0を消さないようにする必要があります。
数値を文字列と認識させる方法
数値を文字列と認識させるには2つのやり方があります。
まずは、1つ目のやり方を紹介します。
入力した数値の先頭に「’」(シングルコーテーション)を入れて、数値を文字列と認識させる場合
例)A1のセルの中に「0120」と入力しているが、先頭の0が消えてしまっているので、
先頭の0の前に「’」(シングルコーテーション)を入れる。
「’0120」と入力して「Enter」を押します。
すると、下記のようにセルの左上に▲が出来て「0120」と表示することが出来ます。
入力されているデータは、「’0120」となっています。
❕マークが出ていますが、「数値が文字列として保存されている」と記載されているだけですので、やりたいことが出来ている証拠でもありますので特に問題はありません。
「’」(シングルコーテーション)を入れると数値の計算はできなくなるのか!?
結果から言うと、特に問題はありません。
例から実際に見ていきたいと思います。
例)A1の「’0120」とB1の「1」を足し算する。
=A1+B1
=121
実際の結果は下記のようになり、先頭の0は消えてしまいますが、120+1で121と求めることが出来ます。
セルの書式を文字列に変更して、数値を文字列と認識させる場合
例)A1のセルの中に「0120」と入力しているが、先頭の0が消えてしまっているので、
A1のセルの書式を「標準」から「文字列」に変更をして、再度「0120」と入力する。
A1のセルを選択して、右クリックをして「セルの書式設定」を選択すると下記のような画面となります。
何もいじっていない場合は、「標準」になっていますが、今回は数値を文字列として認識させたいため、「文字列」を選択します。
セルの書式設定を文字列に変更して、A1を確認しても「120」となっているのは、数値として認識されたときに先頭の0を削除してしまったためなので、再度「0120」と入力します。
すると、先ほどと同様にセルの左上に▲が出来て「0120」と表示することが出来ますが、先ほどとは若干ことなり「’」(シングルコーテーション)は入力されていません。
とは言ったものの「’」(シングルコーテーション)があってもなくても、正直変わりません。
関数(=SUM(~)など)をセルに表示させたい時も先頭に「’」(シングルコーテーション)を付けて表示させたりもしますが、電話番号を入力すると0が消えてしまうので、文字列にするときが多いのかなと思います。
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